【Ableton Liveの使い方】10.1に追加された機能

 

トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。

 

先日、ableton live10.1がリリースされました。

どんどんと使いやすくなっていくので嬉しいです。

追加された機能についてご紹介します。

 

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・Wavetableが進化

live10から実装されたウェーブテーブルシンセサイザー「Wavetable」が進化しました。

サンプルや外部のウェーブテーブルを読み込めるようになったのです。

 

Wavetableを立ち上げます。

 

好きなサンプルやウェーブテーブルを選択。

 

 

波形が表示されている所にドラッグ&ドロップすると読み込まれます。

 

□Rawという部分をオンにすると波形が変化して、音も変わります。

 

上手く使えればあなただけのオリジナルサウンドのシンセを作る事ができます。

まずは、色んなサンプル素材を放り込んで遊んでみましょう。

 

・オーディオエフェクトの追加と統合

・Channel EQ

新しく追加されたオーディオエフェクトです。

3バンドのイコザイラーで、ミドルの周波数を変更できたり、ハイパスフィルター(ローカット)も付いています。

 

・Delay

ディレイは今まであった「simple delay」と「ping pong delay」が統合されました。

1つのエフェクトで色々なディレイ効果を出せるので助かりますね。

 

 

・オートメーションが簡単に書けるようになった

オートメーションといって「パラメーターの変化を記録できる」機能があるのですが(他のDAWにもあります)、これが以前よりもスピーディーに書けるようになりました。

 

オートメーションを書きたい場所を選択。

 

右クリックして、下にある「シェイプを挿入」から望みの形を選択。

 

あら嬉しい。いとも簡単に曲線のオートメーションを書く事が出来ちゃいます。

 

オートメーション内にある小さい□をドラッグしながらカーソンを移動させると、形を伸縮させられます。

 

command + Dで複製すると、同じ形のものを簡単に挿入できます。

 

また、数値でポイントを変更出来るようにもなりました。

変更したいポイントにカーソルを合わせて右クリック。

 

「値を編集」を選択すると以下のような表示が出現。

 

数値を入力。

 

数字に応じて赤い線が変化します。

 

また、手書きで書いたオートメーションの編集も簡単になりました。

曲を再生させながら書いたオードメーション。

 

これをもっと滑らかにしたい時は右クリックで「エンベロープを簡略化」を選択。

 

そうするとこのような感じになります。

こうすると編集が楽になりますね。

 

最後に、セッションビューでは「オートメーション」と「モジュレーション」のパラメーターの表示が以下のように変わりました。

 

・ショートカットの追加

新しいショートカットも追加されました。

全て書くと長くなってしまうので別記事にまとめました。

ショートカットの詳細についてはこちらをご覧下さい。

【Ableton Liveの使い方】10.1に追加されたショートカット
今回は、Ableton Live10.1に追加されたショートカットを13個紹介します。視認性に関するショートカットが多く、見やすいようフレキシブルに画面を変えることにより制作が楽になります。という事で、早速紹介していきたいと思います。

 

・サイドチェインを含むトラックのフリーズ

サイドチェインというテクニックがあります。

例えば、「キックの音が鳴る時にパッドやベースの音が下がるようにしてウネリを加える」という、ダンスミュージックでは定番のテクニックなのですが、これを適応させるとそのトラックはフリーズさせる事が出来ませんでした。

なんと、10.1からはこれができるようになったのです。

フリーズは処理を固定化する事によりCPUの使用率を削減する事が出来るのですが、キックにはプラグインを多用するのでどんどんと処理が重くなっていき困っていたので、非常に助かります。

 

サイドチェインやフリーズについての詳しい解説はこちら。

サイドチェインを使用する Ableton Live 使い方
「サイドチェイン」の設定方法のご紹介です。「キック」が入るタイミングで「ベース」や「シンセサイザー」の音量が下がるように設定します。
フリーズ機能でCPU負担を削減 Ableton Live 使い方
「フリーズ機能」のご紹介です。処理を固定化することで「CPU使用率」を大幅に削減できます。またこの機能は「アレンジ/セッションビュー」ともに使用可能です。

 

・VST3に対応

今まではVST3プラグインが読み込めず、「liveはVST3が使えないのがダメだ」なんて言われたりもしていたのですが、10.1から出来るようになりました。

これでauto-tuneなどのVST3のみ対応のプラグインがliveでも使えるようになりました。

 

・エクスポートの仕様変更

トラック別でパラで書き出しをする時に、リータン/マスターエフェクトを含む事が出来なかったので、ちょっと面倒だな…というシチュエーションがあったのですが、解消されました。

 

 

 

・まとめ

〜新機能まとめ〜

・Wavetableが進化
・オーディオエフェクトの追加と統合
・オートメーションが簡単に書けるようになった
・ショートカットの追加
・サイドチェインを含むトラックのフリーズ
・VST3に対応
・エクスポートの仕様変更

 

僕はableton liveを9から使い始めた新参者ですが、それでもどんどんと使いやすいDAWになっていっている印象です。

これからも愛用していきたいです。

 

それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。

ableton liveに関する記事一覧はこちら。

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