【Ableton Liveの使い方】自分だけのデフォルトセットを構築

 

トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。

今回は、Ableton liveのデフォルトセットについて紹介します。

 

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1.デフォルトセットとは

Liveを立ち上げた時に最初の画面をどういう状態にしておくのか設定する事ができます。

例えば「このシンセは良く使うから」、「ドラム音源はこれがファーストチョイス」等、よく使うものは予め組み込んだ状態にしておけば、いちいちインサートしなくても良くなるので時短に繋がります。

 

2.トップ画面

僕のトップ画面のセッションビューは以上のようになっています。

live付属のピアノ音源が立ち上がっているだけです。

昔は、MIDIトラックを複数立ち上げて、キック、スネア、ハットとトラックを分けてDrum Rackをインサートしたり、シンセサイザーも立ち上がった状態にしておいたのですが、しばらくして止めました。

立ち上がっているテンプレートにハメ込むように曲を作るようになってしまったからです。

なので、今はとりあえず音が出せるようにピアノを立ち上げているだけの状態にしてあります。

AnalogやOperatorといったシンセでも良いのですが、何となくピアノです。

BPMは128にしてあります。

 

3.リターントラック

リターンAはlive付属のリバーブ。

後で別の物に差し替えますが、とりあえず空間的な雰囲気が欲しい時に使います。

 

リターンBはディレイ。付点8分。

余韻付けというよりも、ディレイを使ったフレーズ生成的な感じで使います。

ディレイは付点8分が一番好きです。ハイハットにかけると面白くなる事が多いです。

 

4.マスタートラック

左から順に…

 

・INSPIR

ELPHNTとというサイトで販売しています。

「Ableton Liveのプリセット」、「MaxForLiveデバイス」、「サンプル」を販売したり、チュートリアルを公開しているサイトで、Ableton認定トレーナーのThomas Glendinningさんが運営しています。

このINSPIRというデバイスは、Brian EnoのOblique Strategiesと同様のコンセプトに基づいて開発された、創作の壁にぶち当たった時にアイデアを提案してくれる物です。

Writing、Arranging、Sound Design、Mixingの4つの項目に分かれていて、例えば「コードは2つまで」、「フェードインしてみろ」、「アルペジエーターを使ってみろ」「休憩しろ」みたいな提案があります。

煮詰まってしまった時に、頭をほぐすために使います。

・ISOL8

TBProAudioのISOL8は、トラックを5バンドに分割して特定の帯域をミュートしたりソロで聴けるプラグインです。

200Hzから下の帯域をソロにして低域の膨らみやリリースを確認するために使っています。

L、R、ミドル、サイドをソロで聴くこともできます。

リファレンストラックの音の配置がどうなっているのか研究する事が出来るので、色々と分割して聴いてみると新しい発見があるので試してみて下さい。

・Spectrum

スペクトラムアナライザーです。

キックの音量を基準に他のパートを重ねていくので、キックのピークがどこまできているのか確認するために使います。

・Limiter

スピーカー保護のために保険で入れています。

シンセのプリセットの音が大きかったりした時の念のための安全装置です。

 

5.保存の仕方

環境設定の「File Folder」の一番上にある「現在のセットをデフォルトとして保存」の右にある「保存」をクリックすればOKです。

 

6.補足

「1.トップ画面」で「立ち上がっているテンプレートにハメ込むように曲を作るようになってしまったからです」と書きましたが、アレはあくまで僕がそうなってしまっただけなので、「Drum Rack立ち上げておくのが悪い」、「シンセ立ち上げておくのが悪い」とか、そういうわけではありません。

自分が作り易ければそれが正解だと思うので、色々と試行錯誤して自分ならではのデフォルトセットを構築してみて下さい。

 

それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。

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