【Ableton Liveの使い方】音をローファイにする5つの方法

 

トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。

 

今回は、ableton liveを使った「音をローファイに加工するテクニック」を5つご紹介します。

一つずつ効果を聴けるように音源をアップしているのでぜひ最後までご覧ください。
※聴感上のレベルを揃えるために画像の設定以外にボリュームを調整している場合があります。

 

動画で視聴したい方はYoutubeをご覧ください(エフェクトのON/OFF比較のみで解説無しです)。

 

スポンサーリンク

【Ableton Liveの使い方】音をローファイにする方法を5つ紹介

今回は、ドラムパターンにローファイな加工を施してみようと思います。

「Breakbeats by LutMasta Kurt」というパックから「Loose Foot Drums1.alc」というファイルを使います。

 

元のドラムパターン。

 

では、このドラムフレーズをローファイ化していきましょう!
※4小節元のフレーズ、4小節エフェクト後のフレーズという順番で音源が流れていきます。

 

Auto Filter

Ableton公式マニュアルより

Auto Filterは、ローパス、ハイパス、バンドパス、ノッチ、および特殊なMorphフィルターのさまざまなフィルタータイプを提供します。各フィルターは、12と24 dBスロープの間、および、有名アナログシンセに見られるハードウェアフィルターをエミュレートする、Cytomicと共同開発したアナログモデル回路動作を切り替えられます。

 

まずは王道の「フィルター」を使った方法をご紹介します。

これ一つでかなり色々なことができるのですが、今回はシンプルに「赤枠」の部分でフィルターのタイプを選び、「青枠」の部分でフィルターを掛ける周波数や癖を調整していきたいと思います。

 

まずはローパスフィルター(ハイカットフィルター)を使ってみます。

 

次にハイパスフィルター(ローカットフィルター)です。

 

次にバンドパスフィルターです。

フィルターのスロープを「24」から「12」に変更しました。

 

最後にノッチフィルターです。

 

フィルター1つでもたくさんのヴァリエーションを作ることができます。

今回はやりませんでしたが、LFOとかもイジってみると面白いと思います。

 

Channel EQ

Ableton公式マニュアルより

クラシックなミキシング卓にあるEQにインスピレーションを受けたChannel EQは、シンプルならがフレキシブルな3バンドEQで、多様なオーディオ素材に音楽的な結果をもたらすよう微調整されています。

 

私はこのChannel EQが大好きです。サッと調整したい時にメチャクチャ重宝しています。

今回はオススメのプリセット「Radio 40’s」を紹介します。

 

プリセットをインサートするだけの超簡単レシピです。

昔のラジオのような音が簡単に作れます。

 

Erosion

Ableton公式マニュアルより

このエフェクトを使えば、エイリアシングやダウンサンプリング処理を行った時のようなデジタル風のディストーションや人工ノイズをサウンドに加えることができます。

 

赤枠のモード選択で音質が変わります。

「Sine」はビットクラッシャーさせたような音になり、「Noise」は歪みが加わるような感じです。

「Wide Noise」にすると音が左右に広がる感じになります。

 

プリセットの「Noisy」がオススメです。

 

これもかなり使えるエフェクトですね。

仕組みはひとまず置いておいて、色々とイジってみてください。

 

Redux

 

Ableton公式マニュアルより

Reduxを使えば、サウンドがあのデジタル暗黒時代へ逆戻り。このエフェクトは、信号のサンプルレートとビット解像度を下げるエフェクトです。

デジタル暗黒時代(笑)

 

赤枠の「Bit Reduction」を「On」にして数値を下げると音が粗くなっていきます。

8より下にしていくと音がかなり大きくなるので注意してください。

青枠の「Downsample」を上げていくとモザイクがかかったような音になり、終いには原型を留めなくなります(笑)

 

こんな感じにしてみました。

 

過激な音作りもできますが、Bit Reductionが「8」ぐらいまで、Downsampleが「3」ぐらいまでが扱いやすいかと思います。

 

Vinyl Distrotion

Ableton公式マニュアルより

Vinyl Distortionは、アナログレコード再生時に生じるディストーション(音の歪み)をエミュレートしたものです。このディストーションは、針とレコード溝との間の幾何学的関係により生じます。このエフェクトには、クラックルジェネレーター(レコード再生中に生じるパチパチ音を発生させる)機能もついています。

 

「Tracing Model」が偶数倍音、「Pinch」は奇数倍音を入力信号に加えるようです。

まあ、とりあえずいじってみましょう(笑)

赤枠の「ゲイン」を上げていくと歪みの量が増えていきます。

 

「Pinch」の方は音が左右に広がるのと(Monoにすると広がらなくなります)、音が「Tracing Model」よりも粗くなる感じがするので、そこの違いで使い分けたら良いかと思います。

 

こんな感じにしてみました。

 

こちらも良い感じの粗さですね。

「Crackle」を上げるとレコードのプチプチしたノイズを加えられるので試してみてください。

 

まとめ

・Auto Filter

ローパスフィルター

 

ハイパスフィルター

 

バンドパスフィルター

 

ノッチフィルター

 

・Channel EQ

 

・Erosin

 

・Redux

 

・Vinyl Distortion

 

以上、5つのlive付属エフェクトを使ってドラムのループフレーズをローファイな音にしてみました。

数値などはあくまで目安なので、色々と試して「気持ち良い」と感じる所を探してみてください。

簡単にできるのでぜひ皆さんも真似してみてください。

この記事がAbleton liveの使い方として参考になれば幸いです。

 

※パート2も是非ご覧ください

【Ableton Liveの使い方】音をローファイにする5つの方法その2
今回は、ableton liveを使った「音をローファイに加工するテクニック」を新たに5つご紹介します。一つずつ効果を聴けるように音源をアップしているのでぜひ最後までご覧ください。

 

それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。

ableton liveに関する記事一覧はこちら。

Youtubeに無料で使えるトラックをアップしています。

 

 

サウンドハウス

Ableton live
スポンサーリンク
情報を確実にお届けするためにブックマークとフォローをお願いしています
I Love Fat Bass

コメント