Ableton Meetup Tokyo Vol.27に行ってきた

 

トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@TAKUTO_bassist)です。

昨晩、「Ableton Meetup Tokyo」というイベントに行ってきました。

今日のブログはイベントの中身を少しリポートをしたいと思います。

 

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・エイブルトン? ミートアップ?

「ableton」というのはドイツのベルリンにある会社で、「live」という音楽制作用のソフトを開発しています。

「ミートアップ」は「会合」を意味します。

なのでざっくり言うと、「ableton社のliveというソフトを使っている人達が集まる会」みたいな感じです。

こちらのミートアップはableton社公認かつオーガナイザーの方がしっかりと運営されているので、楽しく勉強が出来る素晴らしい集まりになっています。

勉強と書きましたが堅苦しさは一切無く、かなりオープンなコミュニティです。

 

・開催場所は?

恵比寿駅から歩いて5分ぐらいの所にあるTimeOut Cafe&Dinerです。LIQUIDROOMの2Fです。

三軒茶屋にある「space orbit」でやることもあるので、開催場所はFacebookのイベントページを見ておくと良いです。

違う会場に行ってしまったら悲惨ですからね(笑)

 

・何をするの?

毎回プレゼンターの方が1つのテーマに沿ってプレゼンを行い質疑応答。といった流れで行われています。

登壇者数人でディスカッションをする時もあります。

テーマは、作曲やソフトウェアの使い方等の技術的な話から、音楽家としての精神的の話まで多岐に渡ります。

 

今回は

  1. 「声でトラックメイキング」 by utae
  2. 「20min challenge」 by Dylan Wood(The Head of Sound at Ableton)
  3. 「4trカセットレコーダーによるサウンド・テクスチャー技巧」 by Yui Onodera

3つのプレゼンテーションが行われました(敬称略とさせていただきます)。

 

どこまでネタバレして良いのか分からないのですが、少しだけ内容を紹介します。

公式からアーカイブがアップされることもあるのでチェックしてみて下さい。
Youtubeにオフィシャルチャンネルがあります。
liveを使わない方にも制作のヒントになるはずです。

 

1.「声でトラックメイキング」by utae

その場で録音した自分の声をInstrument Rackにインポートしてsimplerを使って、声をシンセサイザーのような音に加工していました。

サンプルの再生ポイントを動かすのがポイントのようです。

また、歌ったメロディーにbuffer shufflerをインサートしてリズミックなサウンドを作ったりもしていました。

リズムパートは、「ツっ」と発した声をsimplerで加工してハイハットを作り、キックは「マイクを軽くポンポン叩いた音」にDrum Bussをインサートして迫力をプラスして作っていました。

Drum Bussはマジで使えるエフェクトですね。

そんなこんなであっという間に曲の核となる部分は完成していました。早い…

 

「MIDIキーボードは使わずにPCのキーボードを使うのはナゼ?」という質問が上がったのですが、「鍵盤の数が多くなると考え過ぎてしまうから、これぐらいが丁度良い」という理由だったのが興味深かったです。

 

2.「20min challenge」by Dylan Wood

20min challengeと言って「20分でどれだけ曲を作れるか」という何ともドSな企画ですが(笑)、何と今回はabletonのサウンド部門の責任者である「Dylan Wood」さんが登壇。

プロジェクトファイルは「ドラムセット」と「シンセ」がいくつかセットされているだけで、後は真っさらな状態からスタート。

シンプルなリズムを打ち込んでから、ローズ系のサウンドで簡単なコード進行を作成。

次にメロディーでも作るのかな?と思っていたら、コードのパートをフリーズでオーディオ化させて、トランスポーズを使い音程を変えたりして新しいフレーズを作り始めてビックリしました。

それを更にサンプラーに入れて加工したりと、1つの素材をどんどんと派生させて新しいフレーズを生み出しているのが印象的でした。

シンセサイザーを使ったパートは音程を動かすよりも、頻繁にフィルターのカットオフを動かしてフレーズに表情を生み出していました。

そんなこんなであっという間に曲がフルコーラスで完成。凄過ぎ(笑)

 

質問では「曲の構成はどうやって作ったのか?」的な質問がありましたが、「今回はポップミュージックのフォーマットで作った」といった回答でした。

「ジャンル別のフォーマットを理解しておくというのは重要なんだな」と僕は思いました。

 

また、普段は2〜3時間で曲を完成させてミックスに取り掛かるそうです。

「長くやっても良くならない」とのことでした。分かり味が深い…

そして、完成に早く近づくために「MIDIのオーディオ化」はすぐにやるそうです。

MIDIを残しておくとグチャグチャになっていくことが多いのが理由で、「オーディオ化すると目に見えるのが良い」と言っていました。

MIDIは一応残しておくけど、後から使うことはほぼほぼ無いそうです。

 

クオリティーが高いトラックをあっという間に完成させる所を目の前で見れたのは貴重な体験でした。

Dylan Woodさんは最近新しいEPをリリースしたとのことだったので聴いてみたのですが、カッコよかったのでぜひ聴いてみてください。

 

3.「4trカセットレコーダーによるサウンド・テクスチャー技法」by Yui Onodera

4トラックのカセットMTRを使ってサウンドを加工するとどうなるか的なプレゼンだったのですが、カセットMTRが欲しくなる内容でした(笑)

Yui Onoderaさんはテクスチャーや素材作りに使うことが多くて、テープサウンドを求めてVSTプラグインをかなり試したけど、やはり本物のテープとは全然違うようで「作ったノイズは作った感がある」とのことでした。

 

また、音をトリートメントする時にも使うらしく、デジタルのシンセを通すとEQとは違った角の取れ方がするみたいです。

PCから出されるサウンドとテープに録音した音を聴き比べすることができましたが、ウォームで心地よいサウンドにうっとりとしてしまいました。

ちなみにカセットMTRは海外のオークションで入手したそうなのですが、新古品でおおよそ10万円とのこと。た、高い…

でも、欲しいので地道にハードオフ巡りをしてみることにします(笑)

 

・参加を終えて

今回は曲作りに関するヒントをたくさんもらえました。

「いかに早く作れるか」ってのは大切なので、参考にしながら自分の制作スピードを上げていきたいです。

一方で、カセットMTRにわざわざ録音してまたDAWに流すのって結構な手間だと思うのですが、時間をかけて納得のいくサウンドを追い求める姿勢も大切だな、と思いました。

ableton liveを使っている方はもちろんの事、会によってはliveを使ってない人でも楽しめると思うので、是非足を運んでみて下さい。liveを欲しくなるに違いありません(笑)

 

Ableton Meetup Tokyoのイベントページはこちら

 

それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@TAKUTO_bassist)でした。

ableton liveに関する記事一覧はこちら。

Youtubeに無料で使えるトラックをアップしています。

 

 

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