トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。
今回は、Ableton Liveのアレンジメントビューでのショートカットを10個紹介します。
アレンジを煮詰めていく時にもインスピレーションを逃さないために0.1秒でも作業スピードを上げる事が大切で、ショートカットコマンドを覚えるのは必須です。
という事で、早速紹介していきたいと思います
1.クリップを分割
「Cmd + E」
アレンジメントビュー。
分割したい範囲を選択。
「Cmd + E」を押すとクリップが分割。
範囲選択だけでなく、三角が付いた青い縦線のカーソルでも分割箇所を指定する事が出来ます。
カーソルを合わせる。
「Cmd + E」を押すとクリップが分割。
上記ではMIDIトラックを分割していますが、オーディオトラックも分割する事が出来ます。
分割したい所にカーソルを合わせる。
「Cmd + E」を押すとクリップが分割。
2.クリップを結合
「Cmd + J」
結合したい範囲を選択。
「Cmd + J」を押すと、別々だったクリップが一つのクリップとして結合されます。
3.無音を挿入
「Cmd + I」
アレンジの途中で「ここに1拍空白を入れたい」という時に、全てのトラックのクリップを移動させるのはかなり大変ですが、無音を挿入するコマンドを使用した方がスピーディーに作業できます。
空白を挿入した場所にカーソルを合わせる。
「Cmd + I」を押すと以下のような表示が出現。
挿入したい分の数字を入力。以下の表示だと1拍。
そうするとカーソルの右側に1拍の空白が挿入されます。
これにはもう一つのやり方があります。
空白を挿入したい長さを範囲指定。
「Cmd + I」を押すとカーソルの左側に空白が挿入されます。
4.ループの切り替え
「Cmd + L」
同じ場所をループ再生させたい時に使用します。
以下だと、5〜7小節目にループ用のマーカーが指定されています。
「Cmd + L」を押すと指定した範囲がループ再生されます。
マーカーの色が変わっているのと、画面上部やや右側にオレンジ色に点灯しているのが目印です。
5.再生時のディスプレイスクロール
「Cmd + shift + F」
曲が長くなってきた時に画面の表示を大きくしたままで再生すると、曲は流れるけど画面が進まないといった事が起こります。
そういった時に「Cmd + shift + F」を押すと、曲に合わせて画面が自動でスクロールされます。
画面上のやや左側にオレンジ色に点灯しているのが目印です。
6.クリップの無効化/有効化
「0(ゼロ)」
「このクリップ要るかな?」といった時にクリップを消すという選択肢もありますが、「やっぱり消さなきゃ良かった!!」という事もあるかと思うので、そういう時は「0(ゼロ)」を押しクリップを無効化するのがオススメです。
無効にしたい範囲を選択。
「0(ゼロ)」を押すとクリップが無効化され音が出なくなります。
再び「0(ゼロ)」を押すと簡単に戻す事が出来ます。
7.オーディオをリバース
「R」
オーディオ素材はボタン一つですぐにリバースさせる事が出来ます。
右クリックでコマンドを選択する事も出来ますが、面倒なのでショートカットを覚えるのがオススメです。
リバースさせたいオーディオクリップを選択。
「R」を押すと簡単にリバースさせられます。
8.選択部分をズーム
「Z」
もっと細かく編集したくて表示を大きくしたい場所を選択。
「Z」を押すとズームされます。
上記の状態で「shift + Z」を押すとズームが解除されます。
9.画面をズームアウト
※live10.1から使えなくなってしまいました。
「shift + Z」
画面がズームされていない時に「shift + Z」を押すと画面がズームアウトされ最小表示になります。
俯瞰して全体を見たい時に便利です。
10.全てのトラックを展開
「Altを押しながら展開」
トラックを展開したい時に、「Altを押しながら展開」させると全てのトラックが展開されます。
一つずつ展開されるのは面倒なので覚えるのがオススメです。
・まとめ
1.「Cmd + E」 – クリップを分割
2.「Cmd + J」 – クリップを結合
3.「Cmd + I」 – 無音を挿入
4.「Cmd + L」 – ループの切り替え
5.「Cmd + shift + F」 – 再生時のディスプレイスクロール
6.「0(ゼロ)」 – クリップの無効化/有効化
7.「R」 – オーディオをリバース
8.「Z」 – 選択部分をズーム
9.「shift + Z」 – 画面をズームアウト
※live10.1から使えなくなってしまいました。
10.「Altを押しながら展開」 – 全てのトラックを展開
一気に覚えるのは大変だと思うので、少しずつ使って覚えていきましょう。
暗記するというより、身体に覚えさせるイメージで手を実際に動かす事が大切です。
それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。
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