【レビュー】ableton push2が脆すぎて使うの止めた

 

トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。

 

ableton liveをお使いの方なら「push」や「push2」というableton live純正のMIDIコントローラーをご存知かと思います。

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制作フローが爆速になるので「push2」を愛用していたのですが、割と短い期間で2回故障したので使用するのを止めてしまいました。

今回の記事は、これまでの経緯を記事にしました。

 

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ableton push2が脆すぎて使うの止めた

ableton liveを使い始めて少し経ってから「push2」を知り、「うおお!めっちゃカッコイイ!!」と飛びついて購入しました。

「これ無しでの制作は考えられない!!」と思えるぐらい愛用していたのですが、2回の故障に巻き込まれ萎えてしまったので使うのを止めました。

 

1回目の故障

1回目の故障は購入してから1年ちょっと経ってからでした(2018年1月頃の話です)。

本体の電源が入らなくなってしまいました。

なぜ保証が切れた途端壊れる(笑)

push2はスイッチを「スコッ」と押して奥までいくと「カチッ」と電源が入るのですが、「カチッ」って所まで到達せず「スコスコ」するだけになってしまったのです。

購入した楽器店に持っていくとすぐに輸入代理店に電話をしてくれました。

代理店の方からは「保証が切れているので有償で新品と交換になりそうなのですが、極力安くしてもらえないか頼んでみます」と言ってくれたので、ホッとしました。

なので故障したpush2を楽器店に預け帰宅したのですが…

 

楽器店から連絡がこない

その後楽器店からしばらく連絡がきませんでした(2週間は経っていました)。

代理店の方からは「楽器店の方から連絡してもらいますね!」と聞いていたので、どうなっているのか連絡してみたら「あれ?代理店の方から連絡ないですか?ホントに謎なんですが、今回は何故か楽器店が絡めないみたいなんですよ…僕の方から代理店に催促しますね!」との連絡が。

ん?販売店が絡めない?どういうこと?

と首を傾げたくなる展開。

数日経っても連絡がないので、代理店の方に連絡してみたら「abletonから連絡ないですか?」と返事がきました。

ん?何がどうなってんの?

代理店側は「楽器店を通したい」けど、ableton側が「購入者の方に直接提案したい」みたいな感じで、ゴッチャゴチャになっていたみたいで代理店の方が「abletonに催促します!」ということになり、数日後abletonから支払い方法などの手続きに関する詳細な連絡がきました(日本人のサービス担当の方からの連絡なので日本語です)。

丁寧に謝罪してくれましたが、ここにくるまで約2か月かかりましたよ…待ち侘びました(泣)

※この年の秋頃にableton製品の販売・サポートが「株式会社ハイ・リゾリューション」から「日本法人であるAbleton株式会社」に移管されたので、もしかしたらそれでゴタゴタしていて対応が遅くなってしまったのかもしれません。

 

自分でドイツに発送という手間

かなりの格安で新品と交換してくれることになったのですが、「UPS」という国際発送サービスを使って、ableton本社があるドイツのベルリンに自分で送らなければいけなくなりました(着払いです)。

必要な伝票データは全てabletonが用意してくれてプリントするだけで良かったのですが、UPSの集荷サービスは「ヤマト」か「佐川」の代行になりどちらにするかは選べないという…

「佐川」は機材を扱う会社では「佐川禁止」という所があり「佐川」が来たらちょっと嫌だったので、東京駅近くの大手町にあるUPSの配送センターに自分で機材を持って行きました。
※佐川さん、サウンドハウスでお世話になっているのにごめんなさい。

ビビりながら行くと、ちょうどトラックから降りてきた配送のお兄さんがメッチャ親切に対応してくれました。

手続きをしていると「あれ?これ伝票の書き方が違いますね…」と指摘が…しかも2か所。

その場でちょっと書き直せば大丈夫だったので事なきを得ましたが冷や汗をかきました。

abletonさんマジ頼むわ…

「集荷サービスがあるのに何でワザワザ来てくれたんですか?」と聞かれたので「佐川は機材関係の会社からの評判が悪いんです」って答えたら「あぁー、まぁ…(苦笑)」って感じの濁すようなリアクションでした。さては何か知っているな…

楽器店に預けてあったpush2を取りに行かないといけなかったりもしたので、結構な手間でしたが無事に手続きが完了しました。

 

2回目の故障

発送手続きから数週間後、無事に2台目のpush2が届きウハウハで制作をしていたのですが、使用して1年ちょっと経ってから数カ所のパッドの感度が不良になりました。

なぜ同じタイミングで壊れる(笑)

またサポートに連絡して自分でドイツに発送しなきゃいけないのか…と思うと面倒だったので、push2を使うのを止めてしまいました。結構な時間を取られるし、そういうことに時間を使うのが嫌なんですよね。

機材はかなり丁寧に扱っている自負があるですが、さすがに脆すぎる気がします。

ライブなどの現場で酷使しているユーザーは平気なのか疑問です。

僕がたまたまハズレを引いてしまっただけなのかもしれませんが…

 

機能はマジ最強

ハードの作り込みは甘い印象ですが…

機能はマジで最強です。

純正なので難しい設定なしに完璧にDAWをコントロールすることができ、慣れると制作スピードが超絶上がります。

パッドを叩くのが楽しいですし、MIDIキーボードを使った時とは違うメロディーを生みだすことができます。

シーケンサー機能もあるのでリズムの打ち込みもスムーズです。

これでハード面が作り込まれて頑丈になれば向かうところ敵なしなんですけどね…

 

余談 ツマミのトルクがバラバラ

ツマミがたくさんついているのですが、2台ともツマミのトルク感がバラバラでした。

重いのがあれば、スッカスカなのもあってツマミは操作しにくいです。

使っていくうちにそうなるのは仕方ありませんが、新品でこれはちょっと…

1台目を購入した後に気になったので代理店の方に相談したら「僕は機材が好きなので自分で調整しますよ」みたいな回答がきてちょっとビックリしました(笑)そういうことじゃないんですよ…
※トルクを調整するためにティッシュを詰めたりしてみたのですが上手くいきませんでした。

MIDIコントローラーの中ではダントツで値段が高いのだから(しかもliveにしか使えない)、もう少しちゃんと作って欲しいです。

 

まとめ

たまたまハズレを引いてしまったのかもしれませんが、abletonのpush2が短い期間で2回故障したので使用するのを止めてしまいました。

タイミングもたまたま悪かったのかもしれませんが、サポートがゴッチャゴチャになっていて連絡がこなかったりしたのも中々のストレスでした。
※今はもっとスムーズだと思います。

ですが、機能そのものは本当に最高です。DAWを楽器のように扱えるようになり、制作スピードが爆速になります。

push3が出るとしたら、機能よりも頑丈さに目を向けて作ってもらえたら嬉しいです。

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この記事がableton push2を購入しようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

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それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。

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