トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。
ベースの練習にアンプを使っていますか?
本番になるべく近い環境で練習をした方が上達が早いので、普段の練習からアンプを使う事をオススメしているのですが、住宅環境的に厳しい方もいらっしゃるかと思います。
生音で練習するのも手段の内の一つですが、ペチペチとした味気ない音で練習をしてもテンションが上がらないと思いますし、上記の通り上達のスピードにも差が出てしまいます。
今回は、自宅でアンプを使えない方にヘッドホン/イヤホンで使えて持ち運びにも便利な練習機材をご紹介します。
・単体で動作するタイプ
VOX amPhones BASS
ヘッドホン一体型なのでベースに挿すだけで即練習できます。超簡単ですね。
AUXインがあるのでメトロノームの音や音楽と一緒に合わせながら練習できます。
ヘッドホン部はオーディオテクニカ製で、電源をオフにすれば通常のヘッドホンをして使用できます。
単4乾電池x2で最大20時間駆動。
VOX amPlug 2 Bass
お気に入りのヘッドホン/イヤホンを挿せるタイプもあります。
こちらもAUXイン搭載で。更に9つのリズムパターンが収録されています。
単4乾電池x2で最大17時間駆動。
上記の2つはコンパクトがゆえに、メトロノームとチューナーの機能が無いのが惜しいところ。
(メトロノームはAUXインを使い、クリップチューナーを使えば解消されます。)
メトロノームやチューナー機能もあった方が便利ですので、次はそちらもご紹介します。
TASCAM GB-10
ヘッドフォンアンプ、メトロノーム、チューナーの機能が付いていて更に録音も出来るので自分の練習をプレイバックして振り返ることが出来ます。
録音をして自分の演奏を確認すると上達が早くなるのでオススメです。ベースには必要無いかもしれませんが多重録音も可能です。
また、曲のデータを取り込む事が出来る上にキーを変えずにテンポを変える機能もあるので耳コピが捗ります。
単3形電池x2で最大13.5時間稼働、USBバスパワーから供給も可能。
BOSS MICRO BR BR-80
ヘッドフォンアンプ、メトロノーム、チューナーの機能はもちろんの事、小型のMTRとなっておりリズムパターンがたくさん収録されているのでこれ一つで曲作りも出来ちゃいます。
練習している時に何気なく弾いたフレーズが「おっ、これ良いな、オリジナルに使えそう」ってなる事があると思うのですが、そこからすぐに録音を出来てインスピレーションを逃さずに曲作りにまで発展させられるのは便利ですね。
こちらも再生スピードを変更する事が出来ます。
また、高品位のコンデンサーマイクがステレオで装備されているので、リハーサルを録音する事も可能です。
1つで何度も美味しい機材です。
単3形電池x2で最大6時間稼働と上記機種に比べると短めですが、USBバスパワーとACアダプターでも稼働します。
現在はパソコンでの音楽制作が主流ですが、機材を揃えるのは大変な所もありますし、サクッと気軽に録音したい時はこういったMTR機能を持った物を使うのも有りだと思います。
MTRの有用性についてはこちらの記事が参考になるので是非読んでみて下さい。
特にこの部分には同感しました。
まず、操作が簡単であること。
MTRはDAWに比べてできることは少ないですが、その分操作がシンプルです。
録音したいトラックを選択し、録音ボタンを押して演奏すれば、これでもうレコーディング完了です。
DAWはできることが多いために操作が複雑になります。いや、その前にDAWで録音する環境を構築する事自体が大変でしょう。
・スマホやタブレットと接続するタイプ
スマホ/タブレットに繋げる事が出来るオーディオインターフェイスも多く発売されています。
スマホ/タブレットを媒介にしたい人はこちらが良いと思います。
IK MULTIMEDIA / iRig2
iOS端末とMac(非対応の物もあり)とSamsung Pro Audo対応のAndroid端末で使用する事ができます。
イヤホン端子が付いている端末を使用していて、とりあえず使ってみたい方はコチラ。
アンプシミュレーターソフトウェア「Amplitube」の無償版が付属。
IK MULTIMEDIA / iRig HD 2
LightningケーブルとマイクロUSBケーブルで接続が出来ます。iOS端末、Mac/PCが対応機種になっています。
モニターの音量が調節可能なヘッドフォン出力端子を装備していたり、上記の物より機能や音質的な面はランクアップしています。
AmpliTube 4 for Mac/PCが付属。AmpliTube for iOSのフルバージョンも使用可能になります。
IK MULTIMEDIA / iRig UA
Android 4.2以降を搭載し、USBホスト・モード / OTGモードに対応したAndroidスマートフォンやタブレットに対応しています。また、別売のUSB to Micro-USB cable接続することによりMac/PCにも接続が出来ます。
こちらはAUXインを搭載。
※必ず事前にメーカーサイトで対応機種をご確認下さい。
スマホに繋げられるのは確かに便利で時代を感じますが、スマホの誘惑に耐えられるのかが不安な所ですね(笑)ついついSNSとかを見ちゃったりして練習が捗るのか。
誘惑に勝てて鉄の意志で練習を出来る人はこういったモバイル端末を視野に入れるのも良いと思います。
・まとめ
自宅練習用のベースアンプのヘッドホンアウトを使うのももちろん良いですが、こういった持ち運びに便利な機種を持っておくと、「ライブまでの空き時間に楽屋で練習」、「リハーサルスタジオに少し早く着いたからメンバーが来るまで練習」といった事も出来きます。
「気軽に練習出来る」というのはモチベーションや上達のスピードを左右するので、どういう風にしたら自分が気軽に楽しく練習出来るかを考える事が大切です。
また、注意点ですが、長時間イヤホンやヘッドホンをすると耳を痛めてしまう可能性があるので、音量は上げ過ぎず、適度に休憩を挟みつつ練習しましょう。
この記事が練習用機材選びの参考になれば幸いです。
それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。
ベースの機材に関する記事一覧はこちら。
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