トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。
ベーシストの皆さん、シールドは何を使っていますか?
シールドも音作りの重要なファクターの内の一つです。
「プリアンプでの音作り」ももちろん大切ですが、自分に合ったサウンドのシールドを見つけられると、更に自分の音に磨きをかける事が出来ます。
今回はオススメのシールドを「6つ」レビューしたいと思います。
・BELDEN / 8412
まずは定番の「BELDEN」から「8412」です。
ベースのボトムを底上げしてくれるようなサウンドが特徴です。
かといってブーミーになりすぎず程よい輪郭感もあります。
歪み系のサウンドにもマッチします。
ただ、アクティブのベースだとプリアンプによっては低音が出過ぎてしまう場合があるので注意が必要です。
外皮の摩擦が大きいせいか、ステージ上での取り回しにはやや難があります。
・CANARE / LC
お次は日本のメーカー「カナレ電気」から「CANARE」の「LC」です。
良い意味でレンジが広すぎない落ち着いた印象です。中域が綺麗に出ます。
慣れ親しんだ母の味のような安心感があります。
ケーブルが柔らかいのでステージ上でのケーブルさばきがしやすいのも良いです。
安いので気軽に買えます。
・MOGAMI / 2524
日本の「モガミ電線株式会社」から「MOGAMI」の「2524」です。
癖の無い音質で、上品なきらびやかさが特徴です。
パッチケーブルにもオススメで、空間系のエフェクトが綺麗に掛かります。
・OYAIDE / Force 77’G
日本のケーブル専門店「オヤイデ電気」から「OYAIDE」の「Force 77’G」です。
かなりフラットというか「ベースの音がそのまま」出ている印象です。
素材本来の味を堪能する水炊き鍋のようなサウンド。
また、水道のホースのような溝が外皮に刻まれているのですが、地面に接地する面積が少なくなる事によりノイズを極限まで抑えています。
ケーブルがかなり硬くステージ上での取り回しに難があるのが欠点。
・PLANET WAVES / PW-AMSG
続きましては「PLANET WAVES」の「PW-AMSG」です。
Planet Wavesはもともとニューヨークにて設立されたストラップメーカーだったのですが、ダダリオの子会社となり様々なアクセサリー類をプロデュースしています。
このシールドは、思春期の男子のごとくギラついたサウンドです。
バッキバキのスラッパーにオススメです。ピック弾きでゴリゴリいきたい人にも良いです。
ただ、ローが足りないと感じる時もあるので、プリアンプやイコライザーで低域を補って上げる必要も場面によってはあると思います。
・PROVIDENCE / B202
最後に日本のメーカー「PROVIDENCE」の「B202」です。
Providenceはスイッチャーの印象が強いかもしれませんが、シールドも良いですよ。
このB202は超ファットなサウンドが特徴で、ストリートでのしているB-BOYのようにオラついたローがズンズン出ます。
ラウドロック系のサウンドにバッチリとハマります。
・自作するとコスパが良い
シールドって色々試したいと思ったけど「ちょっと値段がなあ…」って思ったことありませんか?
僕はあります(かなりの金額を使いました…)。
そういう方には「シールドの自作」もオススメです。
作る手間が少し掛かりますがコスパは圧倒的に良いです。
サウンドハウスでは1m単位からバラ売りで買うことができます。
・BELDEN / 8412
・CANARE / GS6
・MOGAMI / 2524
ジャックも色々と種類がありますが、スイッチクラフトが定番です。
・SWITCHCRAFT / 280 ストレート
・SWITCHCRAFT / 226 L字
あとは、半田と半田ごてが必要ですね。
ニッパーも必要ですが、弦をカットする用の物があればそれで大丈夫なので新たに買う必要はないです。
作り方ですが、サウンドハウスのYoutubeに動画があったので載せておきます。
最初に色々と道具代が掛かりますが一旦買ってしまえば長く使えますし、自分で作れるようになると既製品には無い長さにカスタムする事が出来るので、エフェクター用のシールドも自由自在に制作できます。
「コスパ」と「長さの調整」が自作のメリットです。
・まとめ
シールド一つとっても、それぞれサウンドに特徴があります。
試行錯誤の果てに「あなただけのシグネイチャーサウンド」が待っているので、色々と試してみて下さい。
コスパや自由度の観点から自作にチャレンジしてみるのもオススメです。
また、シールドを買う際は「長さ」と「ジャックの形状」を必ず確認してから買いましょう。
この記事がシールド選びの参考になれば幸いです。
それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。
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