トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。
ベーシストなら「リズム感」や「グルーヴ感」について悩むことがあると思います。
バンドのメンバーから「お前、リズム感ないなあ」なんて言われたらマジで落ち込んでしまいますよね。
「リズム感」や「グルーヴ感」を向上させたい方のためにオススメの教則本をオススメします。
ベースのリズム感を鍛えるのにオススメの教則本
ベーシストのリズム感向上メカニズム 〜グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング〜
超絶良書なので、どんな本なのか少しだけ内容を紹介します。
どんな本?
本書の特徴は、まずは「リズムとは何?」といった解説から始まります。
クリックトレーニングから始まりません。
ベーシストにとって一番大事な事=良いリズム感
という言葉から始まり、「そもそもリズムって何?」という説明と共に、本書のコンセプトが書かれています。
〜コンセプト編〜
・Concept 1 リズムとは
・Concept 2 タイムとグルーヴ
・Concept 3 リズムは言葉
・Concept 4 音符と歯車
・Concept 5 譜面の落とし穴
・Concept 6 歌と呼吸とリズム
・Concept 7 クリックの正しい活用
・Concept 8 リラクゼーションとリズムの関係
・Concept 9 「イメージ」「確信」「決断」の力
・Concept 10 トレーニング・ルール
そして音源を使ったトレーニングの解説が始まります。
〜トレーニング編〜
・Training 1 ギアの精度を高める~倍テン・トレーニング~
・Training 2 「前進する力」「勢い」を生む~フォーワード・モーション~
・Training 3 休符の取り扱い方
・Training 4 音価のコントロールによるリズム/グルーヴの研究と鍛錬
・Training 5 タイム・チェンジ・~ポリリズムと1拍半~
・Training 6 タイム・チェンジ・~ウラをオモテとして弾く~
・Training 7 シャッフル、3連リズムの攻略
・Training 8 16分音符系のリズムとグルーヴ
・Training 9 楽器を使わないエクササイズ
・Training 10 音色とグルーヴの関係
この手順が非常に良いと思いました。
リズムがそもそも何なのか?ということを理解していないと、向上させようが無いですし、トレーニングの精度も変わってきます。
実際のトレーニングは「ウラの感覚を重点的に鍛える」内容が多いです。これも本書のコンセプトです。
300ページの大ボリュームで、リズムに関するノウハウがびっちり詰まっています。
筆者の熱い言葉に胸を打たれた
著者である石村順さんは「お前さ、リズムがちゃんととれてないんだよ!このバンド、ベースがいない方がマシだよ」と先輩のドラマーにフルボッコにされた経験があり、そこからリズムに関する練習や勉強を徹底的に行ったそうです。
リズム感は習得できます。リズム感は改善できます。リズム感は向上します。
ひとりでも多くのベーシストがリズムとグルーヴを深く理解して、世界に向けて素晴らしい演奏を届けてほしいのです。世界中から「日本人のベーシストのリズム、やべえ!」と言われるようになってほしいんです。
といった著者からの熱い言葉もあり、練習にも熱が入ります。
注意点
著者も「継続は力なり」とおっしゃっていますが、根気が必要です。
2,3日頑張っても良くなりません。それで良くなるなら誰も悩みませんよね。
リズムの向上に特効薬はありません。毎日少しずつで良いので地道にトレーニングをすることが大切です。
音源がCDのみなのが若干面倒
音源がCDのみなのが少し面倒ですね。個人的なワガママかもしれませんが…
インターネットでダウンロード出来たら尚良いと思いました。
まとめ
「ベーシストのリズム感向上メカニズム 〜グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング〜」という教則本は、「リズム感」や「グルーヴ感」について悩んでいるベーシストにオススメです。
リズムに関するノウハウがびっちり詰まっています。
この記事がリズム感に悩んでいるべ−シストの方の参考になれば幸いです。
それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。
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