トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。
今回は、インディーズのバンドでよく見かける「メール予約」というチケットの予約システムの「キャンセル」についてのお話です。
知らないとバンドもお客さんも損なので是非ご覧ください。
ライブチケットをメールで予約したら無言ドタキャンしないで欲しい話
バンドのホームページやツイッターのライブ告知で「メール予約受付中!」ってあるじゃないですか?
この方法で予約した方は、「なるべくなら無言でドタキャンしないで欲しい」のです。
これが発生すると「バンド」も「お客さん」も損なんです。
どういうことなのか説明していきます。
そもそもメール予約って?
まず「メール予約って何?チケットってコンビニとかで買うんじゃないの?」という方に「メール予約」とはどういうシステムか説明します。
メール予約とは、バンドのホームページに載っているメールアドレスに「公演日、氏名(本名じゃなくても大丈夫)、枚数」を送っておけば、前売り価格で入場できるシステムです。
・前もってチケットを買っておく必要がない
・発券手数料が掛からない
・メール一発で予約が済む
という手軽で便利なシステムなのですが、一つ欠陥があります。
それは「無言ドタキャン」が発生してしまうことです。これ非常に困るんです。
これの何が困るか具体的に解説していきます。
バンドが損するだけでなく、お客さんも損します。両損です。誰も得しません。
実体験
まずは自分の実体験についてお話しします。
昔、こんなことを経験しました。
バンドの自主企画を開催し、ありがたいことにチケットはプレイガイドとメール予約を合わせて「ソールドアウト」しました。
無事に本番が終わり精算へ。
※この時に「動員リスト」といって、どのバンドが何人お客さんを呼んだかが分かるリストがあるのですが、これを元にライブハウスからバックをもらったり、出演してくれたバンドさんに呼んでくれたお客さんの数に応じて「ギャラ」をお渡しします。
すると出てくるわ出てくるわ「メール予約のドタキャン」が!しかも一言も連絡なし。
動員リストを見ると誰かキャンセルしたか丸わかりなんです。
各バンドの会計部長はカンカンですよ。
何故なのか、「バンド側」と「お客さん側」に分けて説明していきます。
バンド側の損
例えば、前売り2000円でチケットを販売していたとします。
15人キャンセルされると(こういうことリアルにあります)、2000円×15人=30000円の損失です。
インディーズバンドで3万円は超大打撃です。
ソールドアウトした公演で30000円の売り上げがあるかないかで、ライブハウスから還ってくるバックの額は結構変わります。
これがあれば出演してくれたバンドにもっとギャラをお渡しできるのです。たくさん集客してくれたバンドにはたくさん還元したいわけですよ。
あと、公演当日に「当日券」を出すかライブハウスの人と協議します。
例えば、事前に「やっぱり行けません」という人を5人把握できていたら、「5枚当日券」を出せるわけです。
そうすると新たに5人を集客するチャンスが生まれます。
「当日券出します!」とアナウンスができるのです。
お客さん側の損
「別にバンドが損するだけでしょ?」と思っているとしたら、それは大間違いです。
ドタキャンはお客さんも損します。もう少し細かく言うと「他のお客さん」が損します。
例えば、「超行きたいイベントだけど、仕事の都合がつくか分からなくて行けるか分からないから予約はしていない。チケットも買っていない。」というケースがあったとします。
でも、当日仕事が快調でイベントに間に合いそう。そうなったら「ソールドしたみたいだけど、当日券あるかな?」って思いませんか?
ダメ元で会場に行く人もいるみたいですが、それもなかなか厳しい話ですよね。
前もってキャンセルする人数が分かっていれば「当日券を出します」とアナウンスが出せます。
そうしたらこういう人が遊びに来れるようになるわけです。
どうしたら良いか
何かしらの都合で当日連絡出来ないこともあるとは思いますが…行けないと分かった時点でなるべく連絡をして欲しいです。
キャンセルの連絡をされても怒る人はいません。
むしろ上記の理由から連絡をしてくれた方がありがたいです。
まとめ
・金銭的な損失が発生する
・当日券が出せない
という理由から、チケットをメール予約したけど行けなくなった場合は「知らんぷり」しないでなるべく連絡してもらえたらと思います。
それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。
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