トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)です。
ギターやベースの演奏に欠かせない機材はたくさんありますが、「チューナー」もそのうちの一つです。
「練習」「リハーサル」「レコーディング」「ライブ」とチューナーを使う場面はたくさんあり、欠かせない存在ですよね。
チューナーは各社から発売されていて多くの種類があります。
私はTC ELECTRONICのPOLYTUNE3 NOIRというチューナーを使用しているのですが、
・反応が良い
・バッファーの音が好き
・見た目が良くて小型
・モードが豊富
・常時ONにできる
という5点の理由から、このチューナーをオススメしています。
以下、もっと細かく解説していきます。
反応が良い
まず反応速度が良いです。弾いたらすぐに反応してくれます。
これがモッサリだとストレスが溜まってしまいますし、ライブでは「いかに早くチューニングを終わらせるか」が大切なので、反応が速いのは良いですね。
ちなみに、SONIC RESEARCH社製の方が速いらしいのですが、僕は「常時ON」で使いたくてバッファーアウトが必須なため(詳しくは後述します)、SONIC RESEARCH社製のチューナーは候補から外れました。
BOSSのTU-3Wも反応速度が良好で高品質なバッファーも搭載しているのとのことだったのですが、小型の物が欲しかったのでこちらも候補から外れました。あと、見た目が好みではない。
「技」ってのはもうちょい見えない所に表記して欲しいです。
バッファーの音が好き
バッファーアウトの音が好きです。
バッファーには同社のBonaFide Buffer(ボナファイド・バッファー)が使用されています。
バッファーって「ハイがキツくなる」ものが多いですが、これはそんなことありません。
シャキッとし過ぎず、ちゃんとローも出てくれます。
ベーシストはこの音が好きな人多い気がします。
高品質なアナログバッファーとチューナーがセットになっているので一度で二度美味しいです。
見た目が良くて小型
POLYTUNE3の小さいサイズ版には2種類のカラーがあって、「MINIが白」「NOIRが黒」になっています。
私が使用しているのは「NOIR」というブラックカラーのタイプです。
マットな黒がカッコイイです。白も可愛くて良いですが、私は黒の方が好きです。
足元に置いておきたくなる見た目かどうかも機材選びでは大切なポイントだと思います。
また、小型なのでエフェクターボードのスペースを圧迫しないのも良いですね。
モードが豊富
・チューニングモードの紹介
「ポリフォニック」「クロマチック」「ストロボ」「ドロップD」「ドロップチューニングとカポ」と5つのモードがあります。
「ポリフォニック」と「クロマチック」の切り替えは入力音に対して自動で行われます。
〜ポリフォニックモード〜
〜クロマチックモード〜
ただ、ベースでは「ポリフォニックモード」に対応していないようで、ちゃんと反応しませんので単音でチューニングする必要があります。
〜ストロボモード〜
右サイドにある丸いボタンをボタンを長押しすると「ストロボモード」に切り替わり、「クロマチックモード」よりも更に高い精度でチューニングをすることができます。
長押しするとこんな表示が出ます。
チューニングするとこんな感じの表示が出ます。
チューニングがピッタリ合うと緑色の光が止まるらしいのですが、なかなか合いません(笑)
それぐらい高い精度でチューニングできます。
「クロマチックモード」に戻すには、同じボタンを長押しします。
そうするとこういう表示が出ます。
「縦の棒」が表示されるかどうかで覚えると良いと思います。
〜ドロップDモード〜
フットスイッチを長押しすると「ドロップDモード」になります。
フットスイッチをもう一度長押しするとレギュラーチューニングに戻すことができます。
※ベースはポリフォニックモードに対応していないため、ドロップDモードの恩恵を受けられません。
〜ドロップチューニングとカポ〜
全ての弦を均一に下げるドロップチューニングとカポを設置した状態でのチューニングにも対応しています。
サイドのボタンを押すごとにモードが切り替わります。
「E」 – レギュラーチューニング
「E♭」 – 半音下げチューニング
「D」 – 1音下げチューニング
「D♭」 – 1音半下げチューニング
「C」 – 2音下げチューニング
「B」 – 2音半下げチューニング
「F1」 – 1フレットへのカポ装着
「G♭2」 – 2フレットへのカポ装着
「G3」 – 3フレットへのカポ装着
「A♭4」 – 4フレットへのカポ装着
「A5」 – 5フレットへのカポ装着
「B♭6」 – 16フレットへのカポ装着
「B7」 – 17フレットへのカポ装着
となり、1周するとレギュラーチューニングに戻ります。
2秒間ボタン操作を行わないと、ディスプレイが2回点灯し、チューニング・モードの設定が確定されます。
チューニング・モードの設定は電源を落としても本体に記憶されます。
※ベースはポリフォニックモードに対応していないため、ドロップチューニングとカポモードの恩恵も受けられません。
・トゥルーバイパスとバッファーアウトを選べる
バイパスモードを「トゥルーバイパス」か「バッファーアウト」のどちらかに選択することができます。
〜トゥルーバイパス〜
左の1番のスイッチが「OFF」だとトゥルーバイパスになります。
〜バッファーアウト〜
左の1番のスイッチが「ON」だとバッファーアウトになります。
常時ONにできる
最近フレットレスベースを購入したのですが、この「常時ON」モードは非常に助かります。
常にチューナーが動作しているので、ピッチの確認をしながら練習できます。
また、ライブでの演奏中に「ん?もしかしてチューニング狂ってる?でもチューナーで確認できない…」ってシチュエーションを経験したことありませんか?
「常時ON」モードだと常にチューニングを確認できるのでライブでも安心です。
「2」のスイッチを「ON」にすると「常時ON」モードになります。
※「常時ON」にするには「バッファーアウト」モードにしておく必要があり、「トゥルーバイパス」では使用できません。
難点
人によっては難点かな?という要素が3つあります。
1.ベースではポリフォニックモードが使えない
2.基準ピッチを変えることができない(440Hz固定)
3.消費電力が100mAと中々の大食い
ただ、1と2は大きいサイズのPOLYTUNE3だと設定できるようです。
まとめ
小型がゆえの一部機能制限という弱点もありますが、
・反応が良い
・バッファーの音が好き
・見た目が良くて小型
・モードが豊富
・常時ONにできる
という5点の理由からTC ELECTRONICのPOLYTUNE3 MINI(NOIR)をオススメしています。
多少大きくてもフル機能が欲しい方はこちらがオススメです。
この記事がTC ELECTRONICのチューナー購入を買おうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
それでは。トラックメイカー/ベーシストのTAKUTO(@takutobeatz)でした。
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