【プチレビュー】RolandのTR-8Sの良い所とイマイチな点

 

ベース講師/トラックメイカーのTAKUTO(@TAKUTO_bassist)です。

 

以前にこういった記事を書きました。

-ドラムマシンをどれにするか悩んでいる話-

ドラムマシンをどれにするか悩んでいる話
IK MULTIMEDIAのUNO DRUMを所有していたのですが、タッチパネルでの操作が自分には合わず売却していまいました。新たなるドラムマシンをどれにしようか悩んでいるのですが、今回はそのことについて記事にしてみました。

 

悩みに悩んだ末に「Roland」「TR-8S」にしたので、購入に至った決め手や、使用してみて分かった気になる点などを記事にしました。

 

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本家TR系サウンド

私はHIP HOPの一種であるトラップ系のトラックを作っていて、RolandのTR-808系の音を良く使うのですが、さすが本家だけあって出音が良いです。

ACB(Analog Circuit Behavior)というデジタル技術が使われているらしいのですが、サンプルパックで販売されている808系の音とは全然違います。

市販されているサンプルに比べて「立体感」のある音に感じます。また、音にスピード感があって気持ち良いです。

 

毎回違う音が出る

TR-8Sには上述した「ACB」のサウンドと「サンプル」のサウンドの2種類の音が収録されているのですが、「ACB」のサウンドはアナログ回路そのものをエミュレートしているらしく、出てくる音が毎回微妙に違います。

 

これはスネアのトラックを録音したものですが、一つ一つの波形が微妙に違うことが分かります。

 

また、「ACB」と「サンプル」の両方とも、MIDIのタイミングも毎回微妙に違います。

 

スネアを録音したトラックをかなり大きくした画像です。赤い縦線が拍の頭なのですが、発音タイミングがほんの少し違うことが分かります。

 

これはアナログのリズムマシン特有の「リズムの揺れ」を再現しているらしいです。

開発段階で「揺らす」or「カッチリ」のどちらにするか開発陣でアンケートを取ったら全会一致で「揺らす」になったそうです。

「ずっと聴いていられる気持ち良いリズムだから」というのが理由だったそうな。

デジタルのドラムマシンですが、まるで人が演奏しているような雰囲気があります。

Rolandの技術力は凄まじいですね…

 

フィルインのエディットができる

フィルインを最大3種類まで設定できます。

うち2種類は特定のパターンを打ち込むことができ、残りの1種類は「スキャッター」といってグリッチ感のあるエフェクトをかけられるのですが、その掛かり具合を調整することができます。

バリエーションが豊富なので、ライブで使うのにも重宝しそうですね。

2,4,8,16,32小節ごとに自動でフィルインを入れる機能もあります。

マシンライブをやる方には特にありがたい機能なのではないでしょうか。

 

ツマミのトルク感が良い

スカスカに軽いトルクのツマミは苦手なのですが、TR-8Sはツマミのトルク感がやや重めで操作しやすいです。高級感もあって良いです。

 

フェーダーがある

フェーダーがあるので、音の抜き差しが簡単にできますし、「スネアのロールを少しずつ大きくしてく」といったアプローチも可能です。

また、フェーダーには「ボリューム」以外のパラメーターの操作をアサインすることもでき、演奏の自由度が広がります。

 

サンプルをインポートできる

サンプラーほどの自由度はありませんが、本体に外部のサンプルをインポートしてエディットすることができます。

なので、お気に入りのサンプルやフィールドレコーディングした音をインポートしてリズムを作れてしまいます。

自分だけのキットが作れるこういったカスタマイズ性があるのも良いですね。

 

イマイチな点が3つ

・エフェクトを複数かけることができない

1つの音に対して1つしかエフェクトをインサートすることができなく(マスターエフェクト、リバーブ、ディレイとは別です)、「コンプとEQを併用する」といったことができません。

処理上の都合があったのかもしれませんが、せめて「2つ」までインサートできたら尚良かったです。

 

・エフェクト設定の単位がわかりづらい

例えば、イコライザーのフリーケンシーを設定する項目が「〇〇Hz」では無く「0〜255」っていう数字なんですよ。

なのにフランジャーのローカットの設定は「0〜255」では無く「〇〇Hz」という感じで、単位が統一されていないのです。

最終的には「耳で判断」ですが、この辺が分かりづらいというか「〇〇Hz」に統一してくれた方が分かりやすいのに…と感じました。

 

・ステップオートメーションが若干面倒

例えばですが、2拍目だけピッチを上げるオートメーションをかけるとします。

そうすると3拍目以降もピッチが上がってしまい、次のループの1拍目にもオートメーションがかかってしまい、結局全ての音のピッチが上がってしまいます。なので、3拍目に元に戻すためのオートメーションをわざわざ設定しなければなりません。

これがかなり面倒というか、肩透かしを食らう気分になります。

トラップ系のトラックはハットやスネアのピッチを細かくイジるので、サクサク進まず若干のストレスです。

 

まとめ

以上がRoland TR-8Sのプチレビューになります。

・エフェクトを複数かけることができない

・エフェクト設定の単位がわかりづらい

・ステップオートメーションが若干面倒といった面もありますが、

 

・本家TR系サウンド

・毎回違う音が出る

・フィルインのエディットができる

・ツマミのトルク感が良い

・フェーダーがある

・サンプルをインポートできる

といった点はかなりオススメできます。

 

サウンドハウスで見る

サウンドハウスで見る

 

この記事がROLANDのTR-8Sを購入しようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

サウンドハウス

 

それでは。ベース講師/トラックメイカーのTAKUTO(@TAKUTO_bassist)でした。

 

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